栄村 村民インタビュー

「家だけ建っても、暮らしは戻らない」

樋口利行さん（64）。家は半壊。自宅に戻れるようになってからも、避難所のお年寄りに寄り添って一緒に泊まりこんでいた。

「戦後は復興した。今、このむらにその若さはない。」

高橋友太郎さん（78）。全壊した納屋を一人で片付ける力持ち。村を離れざるを得ない人が出ることを心配している。

「ジジ（夫）は栄村にいたい。でも現実は厳しい」

青倉集落のお母さん。田んぼが地割れで壊滅的な状態に。家も柱が傾いて住めないという。

「農が栄村なんだ。」

青倉集落の長老。耳が遠く筆談で話を聞いた。

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