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集落の絆をつなぐ場の再建を!青倉公民館再建基金を募っていました

青倉公民館再建基金

栄村は、すべてのことを村人みんなで話し合い開拓してきた村。最高積雪量7.85mの雪深いこの村で村人が生活し続けられるのは、 村の雪下ろしを互いに手伝い支え合うからであり、その全ては集落ごとにある公民館での話し合いがあるからこそ。 彼らにとって公民館とは、”集落(むら)の命”とも言えるような必要不可欠な存在となっている。

かつて、区長が変わる度にその家に運び込まれていたという古文書をしまった箪笥(たんす)も、今では公民館の二階に 大事に保管されている。年寄りでも子供でも、なにかあれば気楽に集ってみんなで会合する場所であり、”集落(むら)の絆”がつまった大事な場所なのだ。

倒壊した青倉公民館

青倉公民館再建基金 倒壊した青倉公民館

そんな大切な公民館のひとつ、青倉公民館は、この度の地震で見るも無惨な姿になりはてた。屋根は完全に外れ、柱は折れ、 壁は崩れ落ち、一歩も踏み込むことができない状態だ。村人たちも口々に「公民館がああなったのが一番辛い」 「公民館が直らない限りはこの先どうするか話し合うこともできない」と、不安の声をもらしている。

村民インタビューはこちら

例えば仮設住宅ができたとしても、公民館が再建されない限り、彼らの寄り合い(集落(むら)のみんなで合意形成していく、 開拓期からずっと続く話し合いの場)は取り戻せない。寄り合いがなければ、支えあう情報交換の場が失われ、高齢者は 村を離れざるを得ない状況だ。

村人がこの村を追い出されることなく従来の生活を取り戻すには、短期的な支援ではなく、長期的に美しい暮らしそのものを 復興していくような長期的な支援が求められている。

●呼びかけ人
青倉米直売担当者・松尾真、渡邉加奈子
駒場保育所父母OB・木村薫
京都精華大学・中尾ハジメ

おかげさまで、2011年11月3日に青倉公民館建設予定地で地鎮祭を行うまでに至りました。
みなさまにご協力いただいている青倉公民館再建基金は、主に集落各世帯負担金に充てさせていただきます。
近く、最終的な基金使用計算書を作成し、ご報告する予定だそうです。


お問い合わせはNPO法人栄村ネットワーク

NPO栄村ネットワーク

問い合わせ先メールアドレス: aokura@sakaemura.net 。この栄村と都市で暮らす人びとのつながり、とくに若者の結びつきを強めていきたいと願っています。 栄村の最新情報や交流の案内、学生の調査研究レポートなどを提供します。